去る2024年12月、時計ライフスタイルメディア「HODINKEE Japan」と「ポルシェスタジオ銀座」は、特別なコラボーレーションイベントを開催しました。
HODINKEE(ホディンキー)は、現在、世界で最も勢いのある時計ライフスタイルメディアのひとつです。そして、創設者ベンジャミン・クライマー氏の強いポルシェ愛により、特にポルシェと縁のあるメディアでもあります。
今回は、その日本版「HODINKEE Japan」ローンチ5周年という記念すべきタイミングに、EBI GROUP のハブストアであるポルシェスタジオ銀座とのコラボレーションが実現しました。トークセッションでは、HODINKEE Japan 編集長の関口優氏が自らモデレーターとなり、ポルシェと時計の哲学に触れました。

トークセッションは、公開収録され、その全編を動画で見ることができます。ぜひ下の動画より、ごゆっくりご覧ください。
ポルシェの哲学と時を刻む名機
イベント当日は、スペシャルゲスト「N.HOOLYWOOD」のデザイナー尾花大輔氏が所有する996型の〈GT3RS〉や、日本に正規輸入された初めてのポルシェのうちの1台である実車〈356カブリオレ〉が特別に展示されました。どちらのモデルも、正規ディーラーのショールームで出会うことは、まずあり得ないほどの超希少車です。


トークセッションでは、尾花氏が所有するロレックスのビンテージモデル、通称「ル・マン」 の話題へ。サーキットからインスパイアされた大人気モデル「デイトナ」の祖となる、こちらも超が付くほど希少で、マニア垂涎のモデルです。

ポルシェスタジオ銀座のストアマネージャー佐々木ヨハネス陽一からは、レースのDNAを色濃く受け継ぐポルシェラインナップの魅力、E-パフォーマンスモデルに込められたポルシェの未来像についても熱く語られました。

「時」を愛する者たちが語らう特別な夜
会場は多くの人で賑わい、その腕元には、ポルシェの世界観と共鳴するスポーティな時計が輝いているのが印象的でした。
クルマも時計も、ただの道具ではなく、持つ者の人生に寄り添う特別な存在です。そんな共通のフィロソフィーが、ポルシェスタジオ銀座で鮮やかに交差し、時間が経つのも忘れるほど、濃密なひとときを生み出していました。

当日は、2024年に登場した限定モデル「ポルシェデザイン クロノグラフ1 リミテッドエディション for HODINKEE 2024」も、会場の中央に展示されていました。世界350本限定販売という希少性から、なかなか実機を見る機会がないため、本品を珍しそうに見入る来場者も多数。
時計とクルマという、ともに精密な職人技と革新が求められるプロダクトの象徴的存在として、会場内で異彩を放っていました。「クロノグラフ1」についての詳細な記事は、Lifestyleの記事でご覧いただけます。

ポルシェスタジオ銀座はEBI GROUP のハブストアとして、これからも通常のプレミアムカーディーラーでは体験できないような、魅力的な企画をお客さまへ発信して参りますので、ぜひ今後もご期待ください。

Words:Tatsuhiko Kanno
Photographs:Tatsuhiko Kanno