2025年5月、フォーミュラEの東京E-Prix開催を目前に捉えた某日。「ポルシェスタジオ銀座」を舞台に、特別な「TAG Heuer Porsche Formula E Team」のファン・ミーティングがポルシェジャパン主催により開催されました。
ポルシェが電気自動車レースシリーズ「FIA フォーミュラE世界選手権」に、参戦を始めてから早くも6シーズン目を迎えました。世界的時計ブランド「TAG Heuer(タグ・ホイヤー)」と共に立ち上げたレーシングチーム「TAG Heuer Porsche Formula E Team」は、ただ勝利を目指すだけでなく、持続可能な未来に向けて邁進しています。




会場には〈Porsche 99X Electric Gen 3〉が登場
イベント当日はポルシェのフォーミュラEマシン〈Porsche 99X Electric Gen 3〉を細部まで精巧に再現したモックアップが登場。黒いヴェールが解かれると、本物さながらの造詣に多くの来場者が嘆息をもらしました。

サーキットを閃光のように疾走する流麗なフォルムの内側には、フォーミュラEの舞台で勝つために開発された、効率とスピードを極限まで追求した電動パワートレインが搭載されており、0-100km加速は驚異の1.8秒台という異次元のパフォーマンスを秘めています。






激戦に挑むワークスドライバーも登壇
イベント中盤には、タグホイヤー・ポルシェ・フォーミュラE チームの現役ドライバーであるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手、パスカル・ウェーレイン選手、そしてチーム代表のフロリアン・モドリンガー氏も登壇しました。ファンへの感謝を告げるとともに、フォーミュラEの魅力や楽しみ方を教えてくれました。

パスカル・ウェーレイン選手
「皆さんこんばんは、ここに来られて嬉しく思います。また、東京に来られて非常に嬉しいです。昨年初めての東京レースでしたが、特別なトラックで非常に素晴らしい体験ができました。そしてファンと会うことができて嬉しく思います」
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手
「東京E-Prixはシーズン内でとても楽しみにしていたレースです。とてもテクニックが要求されて、トラックも狭く、難関なコーナーが続き、それがひとつになると大きな挑戦になります。東京のカー・カルチャーは多くのストーリーズ、動画から知っているので、この車で東京の公道を走ることがとても楽しみです」
フロリアン・モドリンガー氏
「昨年、我々は偉大な功績を手にしました。パスカル・ウェーレイン選手がドライバーズタイトルを獲得し、ポルシェとしても10年以上のスパンで見て、初めてのシングルシーターでチャンピオンとなりました。ドイツにとってもニコ・ロズベルグ選手以来となる栄光です。チームとしてもポルシェ99Xエレクトリックで、フォーミュラEで新記録となる16戦中7戦に勝利して、とても誇らしく思っています」
注目の新マシンについて、既に何レースも乗り越えてきたダ・コスタ選手は次のように語っていました。
「2023/2024シーズンにGen3になって大きく進化しましたが、2024年から2025年にかけてEVOに変わり、タイヤが柔らかくなり、四輪駆動になり(アタックモード時のみ)、スピードがまったく違います。これまでいくつものサーキットをこなしてきましたが、いつもスタートをするたびに、我々も驚いています。なので、このマシンでレースできることに大きな喜びを感じています」(ダ・コスタ選手)




来場者がワークスドライバーとドライビング対決も
歓談中、来場者の皆さんはドライビング・シミュレーターのタイムアタックに挑戦いただきました。そのタイムアタックで1位になった人は、なんとワークスドライバーと対決する特権を手に入れられるのです。
シミュレーターとはいえ、世界を代表するトップドライバーの走りと情熱を間近で感じられる、またとないチャンスとなりました。


世界中のサーキットでしのぎを削っている現役ワークスドライバーと触れ合う貴重な体験ができ、参加いただいた来場者の皆さんにとって記憶に残るイベントとなったのは間違いないでしょう。
5/18(日)の東京E-prix 第9戦では、パスカル・ウェーレイン選手がTOPとわずか0.337秒差で2位につけ、見事表彰台に上がりました。おめでとうございます。
「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」も後半に入り、さらに白熱しています。ポルシェスタジオ銀座、そしてポルシェ正規ディーラーグループである EBIグループ は「TAG Heuer Porsche Formula E Team」の活躍を応援して参ります。ぜひ一緒に盛り上がりましょう。
