ポルシェと旅する時間は、オーナーにとって夢のような時間でしょう。道中は相棒の調子を尋ねるかのようにアクセルで対話し、行った先々の美しい景色を背にした愛車を眺めながら、一息をつく。
そんなクルマ旅はもちろん、さらに別の移動手段を使った旅においても、ポルシェの美学を内包するもう一つのパートナーを連れてみてはいかがでしょうか。

EBI GROUP 各店舗ではトラベルバッグを含む、Porsche Lifestyleコレクションを多数展開しております。
Porsche Lifestyleコレクションは、ポルシェやモータースポーツに由来するコレクションで、最高品質の素材、細部までこだわったディテール、そして目を引くスタイリングが特徴です。ファッションアイテムを中心にアクセサリー、ホーム&オフィス、スポーツアイテムなど多くのアイテムを取り揃えています。
そこで今回は、プロダクトの質と価値を見極める審美眼をもつポルシェ・ドライバーにこそぜひ手に取ってほしい、Porsche Lifestyleのラゲッジコレクションをご紹介いたします。
911よりインスパイアされた
トロリーケース

旅の必需品でもある、スーツケース。無数にある選択肢の中で、敢えてデザインと機能にこだわってみるのが“大人の嗜み”といえるでしょう。
「Studio F. A. Porsche」がデザインした「ポルシェデザイン・ロードスター ハードケース トロリー」は、 ポルシェデザイン創業者であるフェルディナント・アレキサンダー・ポルシェが生み出した名車〈911〉のカラーコレクションからインスピレーションを得ています。

このトロリーケースがスポーティーながら、どこかクラシックな雰囲気があるのは、イタリアのラグジュアリートラベルブランド「BRIC’S(ブリックス)」とのダブルネームだから。
イタリアらしいクラフトマンシップと、ドイツのエンジニアリング、二つの伝統が組み合わさった、まさにポルシェ・オーナーにふさわしい高品質ラゲッジといえるでしょう。

軽量さと堅牢性を兼ね揃えたポリカーボネート素材を採用するほか、内側のコンパートメントには「Studio F. A. Porsche」のスタジオコレクションと共通したオールブラック&ハニカム模様の高品質生地を使用しています。

ポルシェデザインでは定番のハニカム模様は、新型Macan Electricを始めとするポルシェのNEWクレストにも採用されています。この六角形の模様は「ミツバチの巣」を表し、自動車や航空機の素材構造にも使用される、自然が生み出した究極の強度を誇る証でもあります。
まさにF.A.ポルシェの理念通り、“形態と機能が完璧に共生する”プロダクトの証明といえるでしょう。
しかし、大型車輪にはポルシェの実際のモデルと同じホイールデザインを施すなど、さりげない遊び心を忘れていないところが、さすがですね。




「ポルシェデザイン・トロリー」
・Sサイズ(230 mm x 380 mm x 550 mm、45L、3.0kg) 通常価格 13万900円(税込)
・Mサイズ(280 mm x 480 mm x 690 mm、83L、4.1kg) 通常価格 13万900円(税込)
・Lサイズ(310 mm x 530 mm x 780 mm、115L、5.3kg) 通常価格 14万800円(税込)
※価格は2025年3月時点
◇ 特徴
・ガーズレッド/プロヴァンス/メテオグレーメタリックなど、実際のモデルに使用されたカラーと共通するカラーラインナップ。
・ボールベアリングにより、静かで滑らかな旋回性に優れた大型四輪。
・ダブルファスナー搭載で、荷物が増えた際に容量の拡張が可能。
・ 安全性の高い2WAYファスナーとTSAロック搭載。
・人間工学に基づいて丸みを帯びた、伸縮式ハンドルのグリップ。安定感のある操作で、ストレスのない移動を叶える。
・内側のコンパートメント部分も、ダブルTSAロックと盗難防止ファスナーで保護。

レーシングDNAを想起させる
ソフトキャリーケース

旅先だけでなく、日常的なスポーツやアウトドアシーンでの使用といった汎用性をバッグに求めるのならば「Urban Travel Duffle Bag on Wheels」がおすすめです。
サーキットにインスピレーションを得たソフトキャリーケースは、撥水ブラックマテリアル×ブラックステッチにガーズレッドのコントラストが、まさにポルシェのモータースポーツシーンを想起させます。

牽引する姿も、タテ型に立像する姿も、そしてハンドキャリーされる姿も様になるのは、フロントポケットの赤いファスナーラインがアクセントとして効いているからでしょう。
前面にありながら影を潜めたポルシェのロゴが、角度によってスッと浮かび上がるさりげなさもセンスを感じます。

60Lという、ちょうどトロリーケースのSサイズとMサイズの中間の容量は、普段使いにも最適です。
キャリーハンドル側のサイドにはシューズ用の補助コンパートメントが付属しているので、そのまま履き替え用の靴を収納できます。そういった細かい配慮も、移動が多いレーシングドライバーを意識させる、“粋”に使える機能の一つですね。まさにこのバックを持つと、さながらポルシェレーシングチームの一員になったかのような気分にさせてくれます。
ダッフルバッグと、キャリーケースの良いところを融合したこのソフトキャリーケースは、素晴らしい使い勝手と、移動する喜び、そして所有する満足を与えてくれる、非常に優秀な旅のパートナーだと強く感じました。



「Urban Travel Duffle Bag on Wheels(60L)」54,890円(税込)
・315 mm x 690 mm x 360 mm
※価格は2025年3月時点
◇特徴
・ポリウレタンを含む伸縮性のある撥水素材(ターポリン素材)を表地に使用。
・静音走行ホイールを搭載。
・キャリー用ハンドルを二方向に備え付けて、どんな体勢の収納でも取り出しを可能に。
・マルチストップ機能付きのトロリーシステム採用。
・大きなU字型の双方向ジッパーを開ければ、ファスナーとスリップポケットを備えたメインコンパートメントにアクセス(60L容量)。
・側面にはシューズ用の補助コンパートメントが付属。

伝統のタータンチェックを纏う
希少なトラベルバッグ

2024年、スポーツカーのテクノロジーリーダーであり、時代を超越した彫刻作品とも言える〈911 Turbo〉が生誕50周年を迎えました。その記念に限定車〈911 Turbo 50 Years〉 が登場し、その卓越したパフォーマンスはもちろん、現代的に解釈された歴代の〈911 Turbo〉を彷彿させるインテリア&エクステリアでファンを魅了しました。
「HERITAGE Weekender / Turbo 50Y」は、その〈911 Turbo〉の50周年記念コレクションの一部であり、世界911個限定という希少なトラベルバッグです。

目を惹くクラシックなタータンチェックは、ベージュ、赤、青、白、オリーブグリーンが格子状に組み合わさったマッケンジーチェックです。もちろん〈911 Turbo 50 Years〉のインテリアに装飾されたものと同じもの。
〈911 Turbo〉初期モデルへの特別なオマージュとして採用しており、見る人によっては1970年代の懐かしいノスタルジーを想起するでしょう。

〈911 Turbo〉のように、最先端のスポーツカーテクノロジーを備えた車に、再解釈したクラシックなデザインを要素として組み込むのは、近年のポルシェブランドの特徴でもあります。
そのデザインプロジェクトでは、忘れ去られた時代を蘇らせるモノ、とりわけテキスタイルを重視しています。ヘリテージを有するポルシェだからこそ、価値ある過去を再発見して、未来に引き継いでいるのです。
ヘリテージなタータンチェックのバッグとともに、思い出の地を再訪してみませんか。新たな記憶と出会う、いつもとは一味違う旅になるかもしれません。

【Limited】「HERITAGE Weekender / Turbo 50Y」 81,620円(税込)
・250 mm x 490 mm x 330 mm
※価格は2025年3月時点。限定品のため、在庫無くなり販売終了となります。
◇ 特徴
・実用的な双方向ジッパーにレザー状のループを備えて、開閉もスムーズ。
・ボストンバッグのように、十分な収納スペースを確保。
・サイドのTenax® ボタンを取り外せば、容量を拡張可能。
・必要に応じて取り付け可能なショルダーも付属。


旅路に欠かせないトラベルバッグ。実用性も大事ですが、単に荷物を運ぶためのモノとして完結してしまっては、なんだかつまらないですよね。
ポルシェはスポーツカーらしい走りを楽しむことが一番の醍醐味ではありますが、ポルシェが築き上げてきたブランドの世界観、歴史に浸る楽しさも忘れないようにしたいですね。
Porsche Lifestyleのラゲッジコレクションは、レジェンドである数々の歴代モデルや、受け継がれてきたブランドアイデンティティから、デザイナーが天啓を得て、そのヘリテージを見事にデザインに落とし込んでいます。
ファッションの分野においてもその高いクオリティーと価値が認められる、ポルシェの美学の結晶を、ぜひお手に取ってみてください。そして、共に移動する楽しみをぜひ体感ください。

EBI GROUP が運営する各ポルシェセンターでは、Porsche Lifestyleアイテムを多数取り揃えており、自由に御覧いただけます。
中でもポルシェスタジオ銀座は、国内のポルシェディーラー最大級の展示数を誇り、他では見られないようなレアアイテムなども多数展示しているので、気になる商品がありましたら、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
Words:Yuki Kobayashi / Tatsuhiko Kanno
Photographs:Shizuka Sherry