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Raceレポート|S耐2025【動画】
第4戦 SUGO スーパー耐久4時間レース

SUGOで苦闘も貴重なポイントを獲得

第2戦鈴鹿、第3戦 富士24時間レースと2戦連続で表彰台を獲得し、ランキングでも5位に浮上したPorsche Team EBI。さらなる上位を目指すべく、EBIグループ Cayman GT4 RS CS は、今回ふたたび北園将太、久保凜太郎、平安山良馬の3人のラインアップに戻し、第4戦「SUGO スーパー耐久4時間レース」に臨みました。

【2025 スーパー耐久シリーズ: Round4 SUGO】

ENEOS スーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONE
第4戦 SUGOスーパー耐久4時間レース
開催日:2025年7月5日(土)〜6日(日)
レース結果:ST‑Zクラス参戦、決勝/7位

専有走行での不完全燃焼

7月3日(木)のスポーツ走行では北園、久保、平安山がドライバー交代を繰り返しながらセットアップを試行。翌日の2回目の専有走行は雨と雷雨により赤旗中断となり、十分な走行時間を確保できず不完全燃焼となった。

専有1回目で1分29秒226(クラス8位)、続く2回目は1分27秒420(クラス2位)を記録したが、重量と車高の性能調整により国産GT4勢とのスピード差を感じる厳しい状況だった。

ノックアウト方式の公式予選

今回は特殊な形式で公式予選をスタート。Porsche Team EBI が出走するグループ1の走行は7月6日(日)にのみ、ノックアウト形式で争われた。Q1に久保が出走し1分27秒872でクラス5番手としてQ2進出を果たす。Q2では北園が1分29秒143をマークしクラス4位に。さらにC/Dドライバー枠では平安山が1分29秒404を記録し、決勝に繋ぐ予選を終えた 。

苦杯をなめた一戦

公式予選の後、約2時間半のインターバルを経て、決勝がスタート。スタートドライバーの久保は、国産GT4勢に先行を許しつつ、4番手グループでペースを維持。しかし、21周目にパンクによる緊急ピットで痛恨のタイムロス。さらに装備不備によるピット作業違反が重なり、ペナルティを招き、表彰台争いから脱落。

その後も平安山、北園が交代して着実に周回を重ねるも、セーフティカーやフルコースイエロー(2回)では追い上げの機会を得られず、最終的に7位でチェッカーを受けた。ドライバー陣の奮闘にもかかわらず、性能調整+トラブルが重なり、Porsche Team EBI にとっては苦味の残る一戦となった。

惜敗の中に希望を見出すとしたら、決勝完走とポイント獲得でシリーズランキング上位への足がかりを確保できた点だ。次戦・オートポリスではパフォーマンス向上と調整緩和に期待し、再度上位挑戦へ気勢をあげたい。